抑制している理由 |
抑制をしない工夫 |
・身体の拘縮や傾きにより、座位保持が困難なため、ずり落ちを防止するため。
・体を支えることができない,平衡感覚のアンバランスで前方に転倒することを防止するため。
・自力で足で蹴って車椅子を操作する時、ベルトがあると体のずれが抑えられ、バランスがとりやすい。
・座位保持困難な入所者を離床させ、行動範囲を広げるため。 |
・車椅子に長時間座らせたままにしないよう、アクティビティをする。
・車椅子は「椅子」ではなく、移動の手段であると考え、食事の時などは「いす」に座っていただく。
・本人に合った椅子を選ぶ。
・バランス感覚向上のためのリハビリ。
・筋力アップのためにリハビリ。
・体に合った車椅子を使用する。<第6章8参照>
・床に足がしっかりつくよう、体に合った高さに調節する。
・安定のよい車椅子を使用する。
・ずり落ちないように、滑りにくいメッシュマットを使用する。
・適切なクッションを使用したり、クッションのあて方を工夫する。
・一律の起床時間によって覚醒もおぼつかないままの座らせてるのではないか。
・起こされた後は疲れても横になれないような対応をしているのではないか。
・見守りの強化・工夫。
・職員が見守りやすい場所で過ごしてもらう。
・職員が一人体制の時は、一緒に行動する。 |
・機能や体力の低下により、立位が保てない、あるいは歩行が不安定なため、車椅子から移動しようとした時の転倒防止。
・歩行すると転倒するため、車椅子に座らせるため。 |
・立ちあがる原因や目的を究明し、それを除くようにする。
・排尿や排便の要求がある。
・座位時間が長くなって座っていることに飽きている。
・座位時間が長くなって、苦痛を感じている。
・転倒理由
・身体的要因 : 疾患から体力とバランスの低下が起こっている。
・心理的要因 : 痴呆性高齢者の欲求が満たされなかったり、不快な刺激が加わった時に不安や不穏症状が出現する。
・医原性のもの、特に向精神薬の副作用により、ふらつき、覚醒不良おこる。
・歩いて転びやすいのは麻痺や筋力低下や膝の障害などが合併している可能性がある。
・車椅子は「椅子」ではなく、移動の手段であると考え、食事の時などは「いす」に座っていただく。
・本人に合った椅子を選ぶ。
・バランス感覚向上のためのリハビリ。
・筋力アップのためにリハビリ。
・体に合った車椅子を使用する。<第6章8参照>
・床に足がしっかりつくよう、体に合った高さに調節する。
・安定のよい車椅子を使用する。
・適切なクッションを使用したり、クッションのあて方を工夫する。
・見守りの強化・工夫。
・職員が見守りやすい場所で過ごしてもらう。
・職員が一人体制の時は、一緒に行動する。
・転倒しても骨折やけがをしないような環境を整える。
・水やごみが落ちてないか。
・台車等、ふだん置かないもの、介護者側の都合だけのもの、ちょっとだけと思って置く物が危険である。
・利用者がぶつかったら一緒に倒れてしまうような、スタッフや家族だけが使用するような軽い椅子などは移動しておく。
・車椅子のストッパーは必ずかけるようにする。
・弾力(クッション性)のある床材やカーペットを使用する。
・手すりなどを設置する。
・車椅子のフットレスは必ず上げておき、立ちあがった時に車椅子ごと転倒しないようにする。
・滑りにくい履き物をはく。
・アクティビティなど、活動による良い刺激を与え、日中の覚醒と夜間の良眠を促し24時間の生活リズムを整える。 |
・骨折経験から本人または家族の希望。 |
・抑制によって引き起こされる弊害を説明する。<第6章2参照>
・施設として抑制を行わない方針であることを説明する。
・家族が納得できるまで待ってもらうことも必要な条件だが、抑制をはずして、介護者が見守りを行いながら。家族に利用者の表情を見てもらう。
・家族が同席している時は抑制をはずし、抑制をしていない方が快適であるという実態を分かってもらう。 |
・骨折の治療などにより安静を必要とするために一時的につけている。
・現状維持を考え寝たきりになってほしくない。 |
・抑制によって引き起こされる弊害を説明する。<第6章2参照>
・本当に必要であるかどうか、もう1度再検討してみる。
・車椅子ベルトは抑制であるという意識も持つ。 |
・本人に合ったものがない。 |
・本人に合った車椅子を再検討して見る。
・体に合った車椅子。<第6章8参照>
・床に足がしっかりつくよう、体に合った高さに調節する。 ・安定のよい車椅子を使用する。
・ずり落ちないように、滑りにくいメッシュマットを使用する。
・適切なクッションを使用したり、クッションのあて方を工夫する。 |
・座面・背もたれの上質なもや身体に合ったものがない(価格が高い)。 |
・普段使っている車椅子に工夫して、座り心地のいい車椅子を検討する。
・車椅子は「椅子」ではなく、移動の手段であると考え、食事の時などは「いす」に座っていただく。 |